KOKA´S LANDSCAPE

2017/11/10 先生の言葉

10月21日の宗教朝礼から 

「法王になる日まで」をみて

今日は今年見た映画のなかで一番印象に残った作品を紹介します。それは現在活躍している人物の半生を描いたものです。彼のツイッターのフォロワー数は4000万人を超えました。トランプ大統領のツイッターの4200万人に追いつく勢いです。アルゼンチン生まれでもうすぐ81歳になる、世界の有名人の一人です。新聞記事を生徒玄関に掲示したこともありますが、主人公がだれかわかりますか?そう教皇フランシスコです。「ローマ法王になる日まで」というタイトルで、職員室前にもパンフレットが積まれています。

彼はアルゼンチン人として初めて教皇になった方で、上智大学の母体である、イエズス会という修道会の司祭です。本名はホルヘ・マリオ・ベルゴリオと言い、若いころには日本への宣教希望があり、彼の教皇メッセージには日本のキリスト教徒が鎖国時代の信仰守り抜いたことについての言及もあります。私はこの映画で初めてアルゼンチンという国に軍事政権の時代があり、それが彼の司祭として管区長や神学校の院長として働いた時期に重なっていたことを知りました。たとえば貧しい人々のための教会活動であっても、軍事政権にとって反政府的活動とみなされると、容赦ない拷問が繰り返されることが実際に起こっていました。拷問の対象は神父、信徒、恩師など彼の親しい人々も巻き込まれていきます。私は遠藤周作の「沈黙」も見ていましたが、その拷問シーンより恐ろしい場面が出てきて思わず耳と目をふさいでしまう瞬間がありました。江戸時代ではなく1970年代から80年代の出来事であり、はるかに現実的で、恐怖に襲われたのです。映画では、司祭として社会的に追い詰められた人々や、弱い立場の人々に寄り添う生き方が、前面に描かれているようでした。私は、こんな厳しい現実に直面しながら希望を失わずに、熟慮の上行動するという本当の強さを持った人という点が印象的に残りました。

実際の教皇フランシスコも、バチカン内部の問題については厳しく、社会で弱い立場にいる人々を思いやって法王宮殿と呼ばれる立派な施設ではなく、質素な宿舎を使っています。教会の外に向けては、環境問題や核廃絶を訴え、難民の受け入れにも積極的に行い、ホームレス、病院や施設で生活する人々を訪問して支援を実行しています。2016年のアメリカとキューバの国交正常化に重要な貢献を果たしことも有名です。

映画の最後の方で彼はイエズス会管区長や神学院の院長という要職を解かれて、留学したドイツの教会で一枚の絵に出会います。「結び目を解く聖母マリア」という題で1700年に描かれたものです。その絵が印刷されたカードには「私たちの人生のもつれ、結び目を母の心で解いてくださるあなたのみ手に委ねます。私たちを苦しみや不安から解放してください」という祈りがかかれていました。彼はその絵に深い感動を覚え、実際今でも大切にしているそうです。皆さんも人間関係に悩むことは多いでしょう。そんな時にはこのマリア様を思い出して信頼して祈ってみてはいかがでしょうか。絵は図書情報センターでも見ることができますので興味のある方はどうぞ訪ねてみてください。

2017/11/09 スクールバス−ダイヤ

スクールバスダイヤ

11月前半のスクールバスダイヤです。
11月後半のスクールバスダイヤです。

校門前に停車しているバスに、速やかに乗車するように心がけて下さい。
急なダイヤ変更もありますので必ず校内の掲示板を確認してください。

2017/10/04 動画(YouTube)

体育祭(ダイジェスト動画)

2017/06/27 先生の言葉

6月24日の宗教朝礼から

先日、尊敬する人として母親が父親を上回ったというニュースが流れていました。最近の若い人達は、尊敬する人に親を挙げる人が多いと聞きます。今皆さんにとってご両親はどんな存在ですか。
私も小さい頃、親は何でも知っていて、お金も稼いで、とても偉い人だと思っていました。ところが中学生位になると、親の欠点が目につき始め、実は自分が考えていたほど立派な人間ではないようだと、時々失望感を抱くようになりました。親の言うことはおおむね正しく、自分がいかに恵まれているかわかっていても、親に指図されたくない、自立したいという気持ちが強くなり、親の転勤を機に、高3から下宿生活を始めることにしました。

その春は今まで4人家族だった我が家が、兄は大学進学のため東京へ、両親は転勤先の大阪へ、そして私は長野に残るというように、一気にバラバラになった時でした。私は、もう2度と4人で暮らすことはないかもしれないという寂しさよりも、独り立ちを楽しみにする気持ちの方が勝っていました。
引っ越し荷物を送り出し、最後の夕食を母と共にした後、下宿先のおじさんが車で迎えに来て下さいました。別れの時、母は泣いていました。車に乗り込み、振り返って見た母の姿は、あまりにも頼りなく、夜の街に溶けて消え入りそうなくらい寂しげでした。その時私は理解したのです。母も自分と同じように、欠点もあるちっぽけな一女性に過ぎないことを。そんな母が家庭を持ち、一生懸命兄や私を育ててきてくれたのだということを。それなのに私は自分のことしか考えておらず、親を踏み台にしていることを。このことに気付いた時、私は涙が止まりませんでした。

この経験は、生意気な私には大変いい薬になりました。傲慢な私を諌めるために、神様が用意したのではないかと思うほどです。また、今こうして晃華学園で働いているのも、同様に神様がここで学べと導いて下さったのではないかと感じます。自分が今までいかに愛され、赦されてきたかを自覚し、それに対して何をすべきかよく考えるように、と。まさに本校の掲げるノーブレス・オブリージュの精神です。私も皆さんと共に成長できたらと思います。

2017/06/21 SC/クラブ/同好会活動報告

スプリングコンサート(ダイジェスト動画)

PAGE TOP